時間の有効利用と自習
一日の時間の使い方
大学受験では一日の時間の使い方が重要になる。現役生はもちろん学校が最優先であるが、浪人生は予備校などに通わないかぎり、時間があるのであまり勉強ができずに一日が終わってしまう。
まず最初に一週間の時間割を決めよう。学校と同じように時間割を自分自身で決めていくのである。この時、時間割にかなり融通が利くようにしたい。例えば、数学の問題集を解く時間を決める時、「数学 3〜4問」とか「数学 一時間から一時間半」といったようにする。これは、問題が納得いくまで理解できるように時間を用意するためである。しかし時間をかけすぎてしまっては本番では通用しないので、ある程度時間感覚を養うことも目的としたい。
また、英単語などの暗記ものは毎日30語などと決めて地道にやるべきであるが、古文の助動詞の活用などはまとめて覚えてしまったほうが良い。そういった点から考えると、時間割は、教科ごとに分ける点は学校や予備校と同じであるが、一コマ60分などと決めずに、問題数や分野毎でコマを区切ったほうが良いだろう。
得意科目と不得意な科目の時間配分も大切である。得意科目が志望校のレベルを超えすぎるほど勉強するのは時間の使い方としては上手ではない。志望校の過去問をやってみて、目標点数が取れるようであれば、残りの時間は他の科目に回そう。もちろんそれを維持するだけの勉強量は必要であるが。
自習のメリット、デメリット
大学受験においては、基本的に現役生は学校の授業が、勉強時間の大半を占めることになると思われるが、進学校や一部の高校を除いて、それだけでは十分な勉強ができない。そうなると参考書を買って家で自習するか、予備校や塾に通うことになるだろう。
参考書を買って自習することのメリットは、自分のペースで勉強することができることと、ある程度費用が安くすむことである。多少費用がかかってもいいということなら、Z会の通信添削が心強い味方になってくれるだろう。東大現役合格者の半数がZ会を利用していたという話も聞く。
参考書による自習のデメリットとしては、自分で理解できたと思っていても、実際はきちんと理解できていない場合がある。最近の参考書は比較的工夫されていて理解しやすくなっているが、それでもある程度の基礎学力がなければ参考書による自習は勧められない。また、一人で勉強するため、模擬試験以外に実力を測る機会がないので、思っていたより学力が上がっていないこともある。いずれにしろ、参考書による自習をするには、自分の学力を冷静にかつ客観的に見ることができることと、大学に入りたいというモチベーションを強く維持できる精神力の二つが必要になってくる。